2005-01-01から1年間の記事一覧

第6回黄色信号

今日はそこそこ執筆時間が取れたので、近所のドトールコーヒーショップに出かけたりしたが、進捗は今ひとつだった。昨晩からのスランプを抜けていない。どうやら黄色信号が灯った感じである。今回の連載でもここまで何回かスランプがあったが、毎回理由はハ…

第6回苦戦中

先ほどから第6回原稿を執筆中である。実際には、執筆するために机に座っているものの全く進まずに困っている、というのが正確な状況である。仕方がないので、気晴らしにブログのエントリを書くことにした。2週間前のエントリ(id:ahirasawa:20050925)で、2つ…

正しく学ぶソフトウエア設計

『正しく学ぶソフトウエア設計』というタイトルのムックが発刊された。内容は過去に日経ソフトウエア誌に掲載されたオブジェクト指向関係の記事を集めたもので、今年の6月号の「まるごと大特集!オブジェクト指向 完全読本」(id:ahirasawa:20050423)の特集記…

次々と独立するDOAな方々

DOA方法論のDATARUNの書籍を書かれている加藤貞行さんが今年4月に会社を設立された。今週、事務所開きがあり、声をかけていただいたので顔を出してきた。加藤さんとは仕事上のお付き合いはないが、日経ソフトウエア誌の創刊時に連載を書かれていて、編集者が…

連載第5回のゲラチェック

連載第5回の記事のゲラをチェックした。多めに書いたつもりだったが、今回は初校の段階でほぼ6ページピッタリに収まっていた。ほぼストライクである。しかし実際には1行のショートが3箇所あったので、細かな削除や加筆を行って、なんとか6ページちょうどに収…

ERモデリングレッスン5(グループとメンバー)

1つ前の号(2005年8月下旬発売)の話になってしまうが、連載第3回の記事で紹介したもう1つの基本パターンの「グループとメンバー」のERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい…

二兎を追う者は...

この週末は子供達の運動会の予定だったが、雨で中止になってしまったため、連載第6回の構想を少しだけ練ることができた。第4回と第5回では「イベントの記録」をテーマにしたが、第6回ではマスター系で典型的に現れる構造を紹介する予定である。題材や解説の…

連載第4回掲載号

日経ソフトウエアの11月号*1が発売された。(→日経ソフトウエアのページへ、→Amazonへ)今回の特集は「Windowsプログラミング最新スタイル」である。最近すっかりVBやVC++、C#といったマイクロソフトのプログラミング環境にはご無沙汰しているが、自分はOLE2…

ERモデリングレッスン4(全体と部分)

連載第3回の記事で紹介した基本パターンのERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい。)まずは「全体と部分」から。UMLのクラス図と、ベン図(=変形オブジェクト図)表現は次…

“実装できる”概念モデルは悪か

先週モデリング道場の議論が盛り上がった。みつじさんという方が、バグトラッキングシステムの概念モデルをいくつか提示して、どれがいいかという議論を持ちかけたものだ。(詳細はメーリングリストのアーカイブからどうぞ)。→みつじさんのページへ議論の多…

折り返し地点に到達

連載第5回の記事をほぼ脱稿した。今回はイベントのモデリングの応用編で、自分にとっては連載全体の中の難所だったが、2週間前に予告した通り(id:ahirasawa:20050904)のスケジュールで無事脱稿できた。連載は全10回の予定だから、ちょうど折り返し地点に到達…

再び完成度50%

テレビでは今、総選挙の開票速報特番の真っ最中である。しかしスポーツ観戦と違って、すでに締め切られた投票の開票の途中過程を聞いても意味がないと思っているため、夕食後はテレビに目もくれずに机に向かって原稿を書いているところである。本音を言うと…

第3回記事の本格版モデル

第3回の記事で「より本格的なモデルを筆者のブログに掲載します」なんて書いたことをすっかり忘れていた。今日になって急に思い出したのでセコセコと作ってみた。 まずは航空機の座席予約のモデルから。 だいたいこんな感じだと思う。座席レイアウトは便ごと…

実世界をそのまま表現するモデルとは

だいぶ間が空いてしまったが、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050604)に続いて、オブジェクトの広場に書いた記事を振り返る手前味噌な企画の続き。今回は2番目に書いた『実世界をそのまま表現するモデルとは』というタイトルの記事から。http://www.ogis-ri.…

データモデリングと状態遷移図

連載第5回の記事を本格的に考え始めた。とはいえ締め切りが2週間後なので、今日の段階では気持ちも文章も極めてノリが悪い。第4回はイベントのモデリングの基本編をテーマにした。今回は応用編として、在庫や後続イベントを取り上げる予定である。記事を書く…

RtP翻訳の打ち上げ

昨晩『パターン指向リファクタリング入門』(原著『Refactoring to Patterns』)の翻訳の打ち上げがあった。あの本の翻訳に関しては、出版社に送るレビューを書いた程度で何も貢献していないが、せっかくの機会なので参加させていただいた。まえがきを寄稿し…

楽々ERDレッスン

はぶさん(id:habuakihiro)さんがCodeZineで「楽々ERDレッスン」という連載を始めた。http://codezine.jp/a/article.aspx?aid=154かなりいい感じの記事である。自分もスーパーのレシートや電話料金の請求書などを見ると、モデリングしたくなることがよくある…

デブサミ2006のお手伝い

デブサミ2006のお手伝いをさせていただくことになった。http://www.seshop.com/event/dev/今年のデブサミ(2005)では、オブ脳の牛尾さんと漫才をやったが、自分でやっていてちょっと苦しい気がした。そもそも彼にはルックスで完全に負けているし、華のあるキ…

29行アフレ

連載第4回の初校が上がってきた。前回は13行ショートで加筆に苦労したため(id:ahirasawa:20050728)、今回は意識して多めに書いたところ、なんと29行もオーバーしてしまった。この連載記事の構成は1ページあたり46行の2段組みだから、1ページの1/3近くオーバ…

連載第3回掲載号

日経ソフトウエアの10月号*1が手元に届いた。(→日経ソフトウエアのページ、→Amazon)表紙を見て、特集のタイトルが「究極のプログラミング体験 プログラム言語を作る!」だったのには驚いた。日経ソフトウエアの特集といえば、C言語やJava、データベースな…

免税店という名のデパート

夏期休暇を取って南の島に行ってきた。海外といっても日本人観光客が大挙して押し寄せる所だし、現地の人と接する機会も非常に少なかったため、ほとんど名ばかりの海外旅行である。それでもドルを使ったり、片言の英語を喋ったりするのは気分転換になる。海…

”が”の使い方

連載第4回の原稿を真島編集長に送ったところ、夏休み中にも関わらず、速攻で返信していただいた。いつものことだが仕事がテキパキしているので、とてもやりやすい。いくつかの指摘の中で、”が”の使い方が不適切だというのがあった。これは少々意外である。な…

ERモデリングレッスン3(分類と対象)

連載第2回目の記事で紹介したもう1つの基本パターンのERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい。)「分類と対象」のUMLのクラス図と、ベン図(=変形オブジェクト図)表現は…

第4回無事脱稿

今日は親族で墓参りに行く予定だったが、天気予報が大雨の可能性ありで明日に延期したため、執筆デーとなった。といっても昼寝をしたり、自宅のパソコンのプロバイダ変更作業をしたりで、執筆時間はろくに取れなかった。にも関わらずスンナリと脱稿できてし…

成功と失敗を決める1%の原理

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』の韓国語版が出版された。『なぜシリーズ』は、『成功と失敗を決める1%の原理』というシリーズになって、すべて韓国語に翻訳されている。(面白いことに日本の『なぜシリーズ』には含まれていない“Cプログラム編”や“CPU…

完成度50%

最近ブログの更新頻度が減ってきた。直接の理由は、会社の仕事が忙しくなったことである。最近大きなプロジェクトに本格的に関わり始めたことに加えて、細かい仕事をいくつか抱えているため、時間的&精神的な余裕がなくなってきた。しかしブログを更新する…

ERモデリングレッスン2(種類とモノ)

連載第2回目の記事で紹介した概念モデルの基本パターンのERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい。)「種類とモノ」のUMLのクラス図と、ベン図表現は次の通り。 ERモデルに…

なんとか加筆完了

連載第3回の記事について計4ヶ所、13行分の加筆をした。これぐらいのボリュームになると、一昨日のエントリに書いたような、改行を追加したり、漢字をひらがなにする、なんていう小細工だけではとても対応し切れない。いろいろ考えた末に、練習問題の選択肢…

連載第3回の初校

今日は日帰り出張だったが、家に帰って自宅のメールを覗いたら、連載第3回の初校のPDFが送られて来ていた。印刷してみたら、なんと文字数ショートである。しかも4ヶ所、計13行分も!今回の原稿は提出した時点でもともと文字数が少なめだった。それに加えて、…

専業ライターとの力の差

金曜日にちょっとした集まりがあり、日経ソフトウエア誌に寄稿しているライターの方々とお会いする機会があった。自分が初めて雑誌記事を書いたのは同誌の2000年夏頃の特集記事で、その1年後に「オブジェクト指向は難しくない」というタイトルの連載(計8回…