文章

筆者か?私か?

文章を書いていると、自分独自の考えであることを強調したい場合がある。自分の経験や主張を述べる場合や、読者に対して“これはあくまでも私の意見であって、一般的な定説にはなってませんから気をつけてくださいね”と特に断りたいような場合だ。こういう時…

「のである」でいいのだ

以前、『日本語練習帳 (岩波新書)』を読んでから「のだ、のである」を使えなくなったことを書いた(id:ahirasawa:20050815)。しかし先日紹介した『わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)』の清水義範さんの文章は「のだ、のである」が多いにも関わらず、少…

天使が降りてこなかった週末の後日談

天使が降りて来なかった週末の後日談を書いておく。結局、日曜の夜には書き終わらず、入稿一歩手前の原稿を編集部に送った。しかし翌朝の通勤電車で読み返しみたら、思っていたより悪くない出来であることに気づいた。このため、通勤電車での赤入れ分を打ち…

天使が降りてこない時の奥の手

苦しんでいる連載第6回の原稿だが、残念ながら完成度80%で力尽きた。結局昨晩は、天使は降りてこなかった。今日の昼あたりに少しだけ降りてきた気もしたが、夢中になって原稿を書く状態には至らなかったので、すぐに立ち去ってしまったのだろう。ときどきほ…

”が”の使い方

連載第4回の原稿を真島編集長に送ったところ、夏休み中にも関わらず、速攻で返信していただいた。いつものことだが仕事がテキパキしているので、とてもやりやすい。いくつかの指摘の中で、”が”の使い方が不適切だというのがあった。これは少々意外である。な…

タイトルが決まらない

今日は夕方から少し時間を取れたので、連載第3回の原稿書きを進めた。文章の骨組みはほぼ出来上がっており、題材も揃っているので、後は書き上げるだけである。しかし今ひとつ文章のノリが悪い。その大きな理由はピタッと来るタイトルが思いつかないからであ…

連載の書き出し

今日は少し時間が取れたので、連載の原稿を考え始めた。まずは当然書き出しからである。 書籍の場合は、書店で手に取ってもらった時に興味を持ってもらう「つかみ」になるので、第1章の内容や書き出しは重要である。しかし雑誌の場合、しかも日経ソフトウエ…