折り返し地点に到達

ahirasawa2005-09-18


連載第5回の記事をほぼ脱稿した。今回はイベントのモデリングの応用編で、自分にとっては連載全体の中の難所だったが、2週間前に予告した通り(id:ahirasawa:20050904)のスケジュールで無事脱稿できた。

連載は全10回の予定だから、ちょうど折り返し地点に到達したことになる。いい節目なので、うまくやれたこと、もう少しうまくやりたかったことをまとめておく。

まずは「うまくやれたこと」から。
うまくやれていることは、なんと言っても、スケジュール通りに入稿できていることである。連載開始当初に持っていた3週間の貯金こそ使い果たしたものの、今のところ原稿を落としたり、遅らせたりはしていない。締め切りの週末における精神状態も、4年前の連載の時よりも落ち着いている。もっとも、これは原稿書きに慣れて図々しくなっただけかも知れない。
記事の手応えもまあまあである。「概念モデリングのパターン」という、とっつきづらいテーマからすれば、そこそこ柔らかく書けていると思う。編集部によると記事の評判もそこそこ悪くないらしい。
連載との連動企画として自ら始めたこのブログも、今のところ息切れせずに続いている。最初考えたときは自分の首を絞める結果になるかとも思ったが、ブログの更新はほとんど苦にならない。

次は「もう少しうまくやりたかったこと」である。
悩みの種は、なんと言っても、原稿を書くのが遅いことである。4年前に比べて精神的な余裕があるとはいえ、原稿を書くのに週末3回を費やしているのは前回と変わらない。記事の全体の構成がハッキリ決まっていることを考えると、むしろ実力は落ちているのかも知れない。
モデリングのバイエル」という連載のコンセプトも、実際やってみるとちょっと苦しかった。理屈の詰め込みではなく、手を動かしながら覚える記事にしたかったが、やはり理屈の比率が高い。ペラペラめくりながら問題を解いていくドリル形式にするのは、誌面が大きく、ページ数を多く取れない雑誌では難しいというのが1つの理由である。しかし、それよりも、自分自身の理屈っぽさの方が大きな理由だろう。とはいえ、こればかりはいかんともしがたい。

とりあえずこんなところである。まだいくらか難所は残っているが、なんとかこの調子で最終回まで乗り切りたいものである。