次々と独立するDOAな方々

失敗のないシステム開発入門
DOA方法論のDATARUNの書籍を書かれている加藤貞行さんが今年4月に会社を設立された。今週、事務所開きがあり、声をかけていただいたので顔を出してきた。加藤さんとは仕事上のお付き合いはないが、日経ソフトウエア誌の創刊時に連載を書かれていて、編集者が同じだった縁がある。
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加藤さんもそうだが、渡辺幸三さん、真野正さんと、DOA関係で本を書いた人達がこの1〜2年で次々と独立してしまった。椿先生も会社を興しており、佐藤正美さんも独立されているらしい。DOAは大手のSI会社では受け入れられないのだろうか、などと思ってしまった。その通りならUMLモデリングも同じだろう。

最近はオブジェクト指向関係の方よりも、DOAな方々とのお付き合いが増えてきた。今から思うと、自分が最初に教えられたモデリングDOAだった。そしてランボーのOMTを読んで、本物のオブジェクト指向を追求しようとしたものの、結局のところビジネスアプリケーションは「データ中心」であると改めて気づいた経緯がある。加藤さんも以前はオブジェクト指向を批判していたようだが、最近はあまりその手の路線対立には興味がないようだ。とても健全なことだと思う。自分としても、実際のところはDOAでもOOでも、現場で使える技術なら何でもいいじゃないかと思っているから。