二兎を追う者は...

この週末は子供達の運動会の予定だったが、雨で中止になってしまったため、連載第6回の構想を少しだけ練ることができた。

第4回と第5回では「イベントの記録」をテーマにしたが、第6回ではマスター系で典型的に現れる構造を紹介する予定である。題材や解説のポイントなどを考えたところ、自分の中で新しい発見、というか思いつきがあった。記事を書くには自分自身がその気になる必要があるため、こういう発見は非常に重要である。
また次回は3つのパターンを取り上げる予定だが、この3つのパターンについても名称や内容を第1回の記事とは変えてしまおうと思っている。これまでのところ当初のパターン名を全く変えずに使ったのは、第3回だけになってしまうが、これも仕方がない。

実は第6回については別の案がある。それは連載前半の総まとめ編として、ここまで紹介したパターンを使って、まとまったモデルを作るというものだ。これは先日真島さんと打ち合わせたときに出てきたアイデアである。
その時の打ち合わせでは、モデリングのパターンを淡々と紹介する形式が少々マンネリになってきているかもしれないとも指摘された。20の基本パターンを愚直に紹介していくのは当初の構想だが、確かにちょっと単調になってきているかも知れない。何しろ自分でも少し飽き始めているから(笑)。
そこで、この前半総まとめ編についても少し考えてみた。問題は題材に何を取り上げるかである。紹介した10のパターンすべては無理だとしても半分以上は使いたいところだし、当然題材は取っつきやすいものにしたい。これまで断片的とはいえ、オンライン書店、居酒屋チェーン、ハンバーガーショップ、銀行などを取り上げてきた。せっかくなので別の題材にしたいところである。候補としては、自動車ディーラー、ソフトウエアパッケージのダウンロード販売、家電量販店、宅配業者あたりを考えたが、今のところはどれにするか決めかねている。

ということで、来週ぐらいまでは二兎を追ってみるつもりである。2つの記事を並行して考えて、同時に書き上げることができたりすると最高だが、そんな夢のようなことには決してならないだろう。それだけは断言できる(笑)。