ついに納本

昨日、編集者さんから本が届いた。内容は何十回、何百回も読んだものだが、実際の本になると素直にうれしい。情報発信の媒体としてはネットが主流になりつつあるが、著者に自分の名前が書いてある紙の本はやっぱり格別である。この3年間はいろいろ大変だった…

Amazon&はまぞうに掲載

気がついたらAmazonとはまぞうに掲載されていた。UMLモデリングレッスン作者: 平澤章出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 289回この商品を含むブログ (25件) を見る1月24日発売だって。ふーん、そうだったのか…

執筆のアメとムチ

今日は編集者さんから問い合わせがあり、図の間違いについていくつか確認された。年末にバッチリ校正したつもりだったが、まだ細かいミスがいくつか残っていたことになる。スケジュールはギリギリだが、見つかった問題点は明日すべて反映して、今月の中旬ぐ…

赤い本になるらしい

年末に編集者さんから表紙のデザインの見本を送っていただいた。自分は色やデザインなど、芸術的センスには全く自信がないので、表紙やイラストなどは基本的に出版社さんにおまかせしている。表紙については、数年前に出た児玉さんの『UMLモデリングの本質』…

最後のゲラチェック

金曜日に第4章以降の再校ゲラがまとめて届いた。何しろ最終原稿の締め切りが来週水曜日に迫り、早めにチェック済みの原稿を編集者さんに送る必要があるため、本日は1日がかりでゲラをチェックした。いざ読み返してみたら、この期に及んで、接続詞の使い方や…

めでたく脱稿

先週末の時点で残っていた原稿(コラム4本、あとがき、謝辞、関連書籍、著者紹介)は、締め切り効果の威力で、日曜の夜に無事ぜんぶ入稿できた。その後、編集者さんから著者紹介だけ加筆を依頼されたが、これも昨夜送った原稿でOKが出た。著者紹介については…

最初で最後の締め切り

先週は編集者さんと打ち合わせをする機会があり、今後のスケジュールについて最終確認をしてきた。出版は1月下旬に決まったので、正月休みも考慮して逆算すると、年内に編集作業を完全に終わらせておく必要があるそうである。そのためにはこの週末までに残り…

なか見!検索

初校のチェックがすべて終わった。本来なら次の再校チェックで著者の作業はすべて終わりになるところだが、今回はまだ仕事が残っている。今書いている本は問題集スタイルなので奇数ページ、つまり見開きの右ページから必ず問題を始めなければならない制約が…

Peter Chen博士

原稿の方は第12章と第14章を入稿できたので、残りは第13章だけになった。この章のテーマはERモデリングで、ERモデルの表記法の歴史に関するちょっとしたコラムを書く都合上、ネットで関連情報を調べてみた。極東の国の狭い部屋にいるだけなのに、なんでもネ…

ようやく最終章

ブログの更新はご無沙汰してしまったが、原稿の方はそれなりに進んでいる。本日時点で第1章から第7章までの初校チェックがすんでいて、入稿も第11章まで終わっている。第12章から第14章までも本文は書き終えていて、編集者や査読者からの指摘事項に対応した…

集合論と2進数を中学で習わないなんて

原稿の執筆がほぼ終わってきたので、先週から見直しを始めている。この見直しが終わり次第、出版社に順次入稿し、編集者さんのコメントを反映したら次はゲラ作成である。ようやく大きな山を越えた感じだ。しかし編集者さんにとっては、これからが仕事である…

再び数へのこだわり

第14章のドラフト版を書いた。この章は連載最終回を元ネタにしていることもあって、比較的簡単に書き終えることができた。できれば気の利いた問題を1問ぐらい追加したいと思っていたが、ページ数の制約もあるのでこれ以上問題は増やさない方針である。これで…

筆者か?私か?

文章を書いていると、自分独自の考えであることを強調したい場合がある。自分の経験や主張を述べる場合や、読者に対して“これはあくまでも私の意見であって、一般的な定説にはなってませんから気をつけてくださいね”と特に断りたいような場合だ。こういう時…

第1章のタイトルで思案中

第1章のドラフト版を書き終えた。さっきPCのディレクトリを調べたら、第1章に着手したのはなんと2004年の11月だった。かれこれ3年経ってやっとドラフト版を書けたのかと思うと我ながら情けない。しかもできあがってみればB5版で4ページぐらいの短い文章であ…

第5章の見直し中

先週から第1章と第11章を書き始めた。2つの章を同時進行で書くのはあまり経験がないが、やってみると案外悪くない。何しろ飽きっぽい質(たち)なので、ちょっと考えただけですぐ嫌になって他のことをやりたくなる。しかし2つの章に着手していると、片方に飽…

ゲラを作っていただいた

最近珍しく原稿書きのエンジンがかかってきた。思い返してみれば、連載を書いていた時を除いてこの3年間ではじめてのような気がする(笑)。原稿の方も先週末で奇跡的に8-10章まで書き終わり、ちょっとだけ悩んだ章立ても一応14章構成に決めたので、残りはいよ…

数へのこだわり

先週に引き続いて第8章を書いている。この章は「複雑な構造を表現する」というタイトルで、4つのパターンを解説する予定だった。しかし4つ目のパターンについて改めてきちんと考えたら、2つに分けるべきという結論になった。このためパターンの数は連載の時…

ボチボチ進捗

ブログの方はすっかりご無沙汰になってしまったが、原稿の方はボチボチ書いている。現時点の進捗としては、第2章から第7章まで一応書き上げていて、今日は第8章の最後の問題を考えていたところである。全体のゴールからすると実質60%ぐらいの進捗かな。しか…

だらだらやってるだけ

気がついたら前回のエントリを書いてから半年近くが経ってしまった。この間、何もやってなかったかというとそうでもなく、ボチボチだが原稿は書いている。現時点では第2章から第5章までのドラフト版を書き終えていて、今は第6章に取り組んでいるところである…

「書く」か?「描く」か?

先週末に第2章のドラフト版まで書けたので、今は第3章に取りかかっている。この章は連載の第1回途中から第3回までの内容なので、ベースとなる原稿のボリュームが結構ある。しかし雑誌を書籍化しようとすると、書き換える箇所が多く、やはり手こずっている。…

第2章のドラフトを書いた

ブログの更新の方は滞りがちだが、原稿の方はボチボチ書き進めている。先週は久しぶりに行き帰りの通勤電車でも原稿の添削をしてみた。連載の最終回を書いたのが今年の2月だから、電車の中で原稿を推敲するのもかれこれ10ヶ月ぶりである。滞っていた第2章も…

ちょっとだけ進捗

原稿書きを再開したのもつかの間、先々週、先週と何もせずに過ごしてしまった。文化の日の三連休の時はプライベートな用事があり、先週は会社の持ち帰り仕事があったことが一応の理由だが、要はやる気の問題である。半年間塩漬けしてしまった後遺症のせいか…

第1章で思案中

先週に引き続いて、この週末もドトールに行ってきた。で、早速コーヒー回数券を使おうと思ったが、なんと家に置いてきてしまっていた。ま、自分に限って10回やそこらで原稿が書き終わるはずはないので、別にどうってことはない。今日は書籍全体の構想を考え…

ボチボチ再開するかも?

連載最終回掲載号が発刊されてから早いもので半年が過ぎてしまった。当初の予定では半年ぐらいかけて連載内容をふくらませて書籍化するはずだったが、1文字も書かずに半年間を過ごしてしまった。原稿を書かなかった理由は色々ある。まずは暇が少なかったこと…

なぜオブジェクト台湾版

『オブジェクト指向でなぜつくるのか』の台湾版が手元に届いた。タイトルは『How Objects Work - 物件導向系統是怎麼運作的』となっている。翻訳者の方、ご苦労様でした。またありがとうございました。韓国語版(id:ahirasawa:20050808)はハングルなので読む…

最終回の誤植訂正

連載の最終回で図の誤植があったので訂正版を掲載しておく。 レッスン2のクラス図を補足するためのベン図(図6)が間違っていた。犯罪構成要件の例を最初「殺人」にしていたのを途中で「傷害」に切り替えた際の修正漏れである。 読者の皆様にお詫び申し上げ…

連載最終回掲載号

先週末は病気で寝込んだため1週間遅れの告知になってしまったが、日経ソフトウエアの2006年5月号*1が発売された。(→日経ソフトウエアのページへ、→Amazonへ)特集のタイトルは「Google、Amazon、Yahoo!徹底活用 Web APIプログラミング!」である。APIという…

古典落語を喋ってきた

昨日は会社関係のおつきあいで、テクノブレーンさんのセミナーでUMLモデリングの講習会をやらせていただいた。昨年の夏はモデリングライブだったが(id:ahirasawa:20050709)、今回の企画はワークショップ形式の勉強会である。とはいえ内容は会社で時々やって…

博士の愛した数式

連載の仕事は先週ですべて終わったため、今日は原稿を気にせず1日を過ごした。締め切りを気にしない週末を過ごすのはかれこれ1年ぶりである。しばらくの間、ずっと会社の仕事と連載の執筆で手一杯で、通勤電車で読書をする余裕もなかったため、少し落ち着い…

Wordで文章を書く理由

昨日のエントリで、自分が文章を書く際にWordを使うことを書いた。これに対して、テキストエディタ派のhyukiさんがエントリを書かれたり、id:yukichi99さんからコメントをいただいたりしたので、自分もWordを使う理由を書いておこうと思う。一番の理由は、な…