第6回苦戦中

先ほどから第6回原稿を執筆中である。実際には、執筆するために机に座っているものの全く進まずに困っている、というのが正確な状況である。仕方がないので、気晴らしにブログのエントリを書くことにした。

2週間前のエントリ(id:ahirasawa:20050925)で、2つの案を同時進行で考えていると書いたが、結局は前半総まとめ編に決めた。題材も、身近でとっつきやすく、セット商品やポイントカードなどのバリエーションもある家電量販店でほぼ決定した。しかしなんだかやる気が出ない。過去のブログを読むと、締め切り1週間前はいつもこんな感じではあるが、今回は特に気合いが入ってない感じである。

一応現在考えていることを書いておく。第5回までは、ポイントとなるクラス名や関連の多重度を問うことで、解説に書くモデリングのコツや考え方に絡める方法を取ってきた。しかし、これが少々マンネリ化してきた感じである。別に読者から反応があったわけではないが、自分自身が飽き始めてきた。読者からすれば、著者が飽き飽きしながら書いている文章を読まされるのは迷惑この上ない話だろう。

そこで今回は、少し問題を難しくするのと併せて、問題のスタイルも変えてみようと思っている。しかし正解のクラス図をまったく示さずに白紙に描いてもらう方法だと、モデリングの途中過程や思考順序を書かなければならなくなるし、顧客との会話のやり取りを再現する必要も出てくる。また言葉の定義や仕様の解釈に対する紛れを減らすためには、問題記述をそれなりに厳密に描かなければならない。したがって、やはり穴埋め方式にしようと思っている。落とし所として、今までのようにピンポイントではなく、穴だらけのクラス図を完成させるスタイルを考えている。しかしそれでも、今までとスタイルが変わるので、解説の書きっぷりについて思案中である。

明日は執筆デーの予定である。実は今月は連載記事に加えて、もう1本短い記事を引き受けているが、そっちもほとんど手着かずである。明日もこの調子だと完全に黄色信号だ。明日の朝までに自分のモチベーションを原稿に集中できる状態に持って行けるかで勝負は決まる。しかしモチベーションも大事だが、それ以上に健康も重要だ。「健全な肉体に健全な精神が宿る」という諺もあるぐらいだし。ということで、明日の執筆デーを昼寝三昧で棒に振っては元も子もないから、今夜はアルコールを飲んで早く寝ることにしよう(笑)。