めでたく脱稿

先週末の時点で残っていた原稿(コラム4本、あとがき、謝辞、関連書籍、著者紹介)は、締め切り効果の威力で、日曜の夜に無事ぜんぶ入稿できた。その後、編集者さんから著者紹介だけ加筆を依頼されたが、これも昨夜送った原稿でOKが出た。

著者紹介についてはちょっと悩んだ。もともと自分のことを語るのは苦手である。前回の本の時は“オブジェクト指向を追求する旅に出た”なんていうヘンテコな話でごまかしたが、また同じ手を使うわけにも行かない。生まれた年と現在の勤務先だけ書いて終わりにしようとしたが、編集者さんからもう少し書き足してくれと依頼されてハタと悩んだ。「xxの第一人者」とか「xxで活躍中」などと自画自賛するのは論外だし、卒業した学校とか、勤めた会社とか、やった仕事とか、今関心を持っていること、なんてことを書くのも気が進まない。そもそも人様に自慢するほどのキャリアでもないしね。

いろいろ考えたあげく、この「はてなダイアリー」のブログの紹介文を書くことにした。結果的に、ブログと書籍で相互リンクにできたのは良かったかな。

で、残りの作業はいよいよ再校ゲラのチェックだけである。今回は途中何度か挫折したので、一時は永遠に脱稿できないぐらいに思っていた。だから「これで終わり」といわれても、今ひとつ実感がわかないんだけどね。でも、ま、めでたいことである。