第1章のタイトルで思案中
第1章のドラフト版を書き終えた。さっきPCのディレクトリを調べたら、第1章に着手したのはなんと2004年の11月だった。かれこれ3年経ってやっとドラフト版を書けたのかと思うと我ながら情けない。しかもできあがってみればB5版で4ページぐらいの短い文章である。
ちなみに前回の本の時は最初に第1章を書いたものの、第2章から第7章のドラフトを書き終えた時点で全面的に書き直した。このため、第1章を書く過程でヒネり出した「用語の洪水」「比喩の乱用」「なんでもオブジェクト症候群」の3つの表現は、他の章の本文にほとんど出てこない。理由は、この3つを考えた時点で関連する章の本文ができあがってしまっていたからである。
今ちょっとだけ悩んでいるのは第1章のタイトルだ。現時点での候補は以下の2つである。
案1は、モデリングのノウハウを“すべて形にできるわけではないけど、形にできるものだってある”としている点で正直なメッセージである。それに対して案2は、モデリングのノウハウで“形にできないものはない”とも取れるので、ちょっとだけインチキ臭い。
自分はこれでも一応技術者のつもりだし、正直を信条に生きているので、嘘は嫌いである。その点からすると案1だ。しかしタイトルや見出しは羊頭狗肉ぐらいでちょうどいいし、語呂の良さでも案2の方がいい感じだ。どうしよっかな。