ボチボチ再開するかも?

ahirasawa2006-10-22


連載最終回掲載号が発刊されてから早いもので半年が過ぎてしまった。当初の予定では半年ぐらいかけて連載内容をふくらませて書籍化するはずだったが、1文字も書かずに半年間を過ごしてしまった。原稿を書かなかった理由は色々ある。

まずは暇が少なかったことである。春先の3月から5月ぐらいは会社の仕事が忙しく、物理的にも精神的にも余裕がなかった。6月頃には熱を出したり、鼻の裏側に腫れ物ができる奇病にかかったりもした。7月頃からは浅田次郎さんの小説にハマり始めた。『椿山課長の七日間』や『鉄道員(ぽっぽや)』は以前読んでいたが、今回は『蒼穹の昴』や『プリズンホテル』、『壬生義士伝』、『シェラザード』などの長編小説を立て続けに読んだため、通勤時間や休日の多くの時間を読書に費やす結果になった。

もう一つの理由は、自分自身の関心がモデリングから離れたことである。この春ぐらいからは現場仕事が減ったために、モデリングに対する関心が薄れてきた。関心が少ないテーマの文章を書くのはつらい。加えて、原稿書きという仕事自体に以前ほど新鮮味を感じなくなった気もする。今回のテーマについては10回の連載を書き上げてそれなりに満足したし、たったの1冊とはいえ書籍も2年前に出版させてもらった。副業ライターなので、休日に仕事をするためには強いモチベーションが必要だが、以前のような気合いが出ない。

そんなこんなで半年間を無為に過ごしてしまったが、いい加減に再開しようかと思い始めている。先週はとうとう意を決して近所のドトールコーヒーショップに行ってきた。結果は連載記事を読み返しただけで終わったものの、帰りがけに10回分のコーヒー回数券を買ってきたのが成果である。おかげで今朝もドトールコーヒーショップで数時間を過ごし、ほんの少しだけとはいえ、半年ぶりに原稿を書いた。

出版社さんともしばらく連絡を取っていない。思い返せば書籍の企画を通してもらったのはかれこれ2年前のことである。前作に続く2冊目の書籍として自分から持ち込んだ企画で、快くOKをもらったものの、執筆は一向に進まなかった。そこでまずは日経ソフトウエア誌に連載を書かせてもらい、その後で書籍化するという方法をとったが、結果はこの始末である。

ま、過去のことを振り返っても仕方がないし、今さら焦っても仕方ないので、気楽にやりましょ。ライフワークって感じで。