積ん読になりそうな2冊

注文していた2冊の本がamazonから届いた。パラパラめくってみただけだが、このまま積ん読になる可能性が大である。自分の場合、基本的に原稿を書き始めると、通勤時間も原稿の見直しや加筆に当てるため、極端に読書量が減る。それだけでなく、テレビも見なくなるし、新聞も読まなくなる。とはいえYahoo!のニュースの見出しは1日1回ぐらい眺めるので、重大な事件はだいたい押さえている。ネットの情報量を考えると新聞はやめても構わない気もするが、ビジネスマンとしては日経新聞の見出しぐらいは押さえておきたいので取っている感じである。それよりも実際の主目的は、近所のスーパーのチラシを手に入れることになりつつある(笑)。

脳の右側で描け

脳の右側で描け

この本は先日のエントリに書いたように、エクサの児玉さんが紹介してくれた本である。児玉さんはITだけでなく心理学の専門家でもあるので、この本に興味を持たれるのはわかる気がした。パラパラめくっただけだが、図を描くことで、言語的/分析的なLモード(左脳モード)を非言語的/総合的なRモード(右脳モード)に切り替えるといった認識のメカニズムまで書いてあったので。
この本には、絵画を描くテクニックがたくさん載っているので、美術が苦手な自分としては中学生ぐらいの時に読みたかったところである。娘が自分に似ず絵が割とうまいので、そのうち教えてやろう。
ただ、連載のテーマに取り上げている概念モデリングについて言えば、この本はあまり役に立たない気がしている。(あくまで自分の好みとしての話だが)。モデリングは確かに図に描く技術ではあるが、物事を論理的に整理する技術なので、自分としては、すべて論理的に説明できる工学的なアプローチを追求したいと思っているから。

UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

UML モデリングのエッセンス 第3版 (Object Oriented SELECTION)

この本は、ほぼ間違いなく積ん読になるだろう。何しろ、第1版と第2版は何回も読んだし、第3版もUML2.0を調べる目的で原書を読んだから。そういえば第1版も原書を買ったことを思い出した。ということは、この本で何回もFowler氏に印税を払ったわけか。しかしとてもいい本なので、それぐらいしても十分お釣りが来る内容である。