第2回ようやく入稿

連載第2回の原稿をようやく入稿した。2週間前に起きた突発事態の時は自分でもどうなるかと思ったが、なんとか無事に書き上げることができた。先週は進捗率75%と書いたが、そこから100%に持って行くのは実はさほど苦にならない。今回の場合も、行き帰りの通勤電車で数日間見直しと加筆をして完成できた。いつもそうなのだが、6割ぐらいまで書けてしまうと、後は自動的に進行していく感覚がある。これは、おそらく頭の中で無意識に考え続ける状態に入るからだと思う。またゼロから文章を考えるのは大変だが、出来上がった文章を手直しするのは簡単だからでもある。

今回は、物事の種類や分類を表現するパターンの解説と、概念モデルを評価する観点について書いた。サラリと読めるように平易に書いたつもりだが、内容はかなり本格的なモデリングの話である。自分としては、過去10年ぐらいの間、断続的に考えてきたネタをきちんと文章にしたという感じである。

紹介したパターンは2つで、練習問題は3問、コラムが1つで、6ページに収める予定である。次回以降もこの形式を踏襲することになるだろう。

そもそもこの連載は「理屈を詰め込むよりも、手を動かしてモデリングを体で覚える」というコンセプトで始めた。しかし実際は、当初想定していたよりも能書きの比率が高くなった感じである。とはいえ雑誌の場合は、紙面が大きくページ数が少ないので、ドリル形式の問題集よりも読み物の方が向いている気がする。

明日は予備の執筆デーだが、せっかく勢いがある状態なので、一気に第3回の構想を考えてしまいたいところである。何しろここで気を抜くと、また停滞状態に入るのは間違いないから。