モデリングパターンの数

連載第1回の記事は2週間前に入稿したものの、迷っていることが1つある。それは以前のエントリにも書いたパターンの名称の件である。色々悩んだが、今は第1回の記事でパターンの一覧表を掲載する方向で考えている。しかし以降の連載はこのパターンに沿って進めるため、最初に一覧を出してしまうと後から変えることができない。原稿を書き進めるうちにアイデアが出てくるのは間違いないので、早い段階でパターンの一覧を確定するのはリスクがある。

実際、2週間前の時点ではパターンの数は全部で19だった。しかし会社の同僚の河野さん(=『アジャイルと規律』の監訳者でもある)にパターンの一覧をレビューしてもらったところ、抜けているパターンを2つ指摘してもらった。一方、自分でも見直した結果、2つのパターンを1つに統合したので、最終的には20になりそうである。GoFデザインパターンの23に近づいたのがちょっとだけ嬉しい(笑)。自分としてはなんとなく、素数でなく、かつ奇数同士のかけ算になる21にしたいと思っていたのだが、数合わせのために無理をするのは本末転倒なのでやめた。

2回目の原稿はボチボチ書き始めているが、このパターンをいくつ紹介するかを決めかねている。話のまとまりからすると2つまたは4つなのだが、どちらを選ぶかで連載期間が大きく変わる可能性もある。単純計算で1回あたり2つなら連載回数は10回だし、4つ紹介できれば連載回数は5回になるわけだから。本来、読みやすさに配慮して、パターンの数を絞り、1回あたりの記事の分量をコンパクトにした方がいいのだろうが、連載期間が長くなるのは精神的につらい。

結局この週末もこんなことを考えてばかりで、肝心の原稿の方はさして進まなかった。さて、勝負は来週かなー(苦笑)。