ひとまず入稿

第1回の記事をひとまず書き上げた。
例のように途中過程ではかなり悩んだが、書き終えてみるとそこそこの内容に仕上がった気がする。出来上がった文章を読むと、苦労した痕跡が消えていて拍子抜けする気分になるが、これもいつものことである。

今回は第1回なのでUMLの規則を説明する必要があるが、これをどこまで&どうやって行うかが悩みどころだった。対象はクラス、属性、関連、継承だけだが、簡単な説明を書くだけでもすぐにボリュームが多くなってしまう。特に関連については、1, オプショナル、多の3パターンの多重度や、関連名やロール名の説明をするだけで、かなり冗長になる。雑誌記事の場合は紙面に制約があるため、ダラダラと説明するわけにはいかないし、自分としても月並みな書き方はしたくない。

いろいろ考えた末、関連のノーテーションを解説するための練習問題を2つ出すことにした。結果的には「モデリングのバイエル」らしい内容になった気がする。

また以前のエントリに書いたオブジェクトモデリングの三大要素のコラムは、次回以降に回すことにした。記事の本体がUMLの規則中心のため、コラムでもUMLの話を書くのは避けたいところである。書き出しについても以前考えた「アッサリ型」ではなく、「問いかけ型」に落ち着きそうである。

この後、編集部とのやりとりで加筆や訂正を求められることもあるが、ここまで来ればひと安心である。残り2日間になってしまったが、ゴールデンウィークを楽しむことにしよう。