パソコンで年賀状を作るのも..

遅ればせながら今年から年賀状をパソコン印刷に変えた。子供達が印刷作業を楽しみにしていたこともあって、ずっとプリントゴッコを使っていたが、今年から切り替えてみた。

実際にやってみると、確かにパソコンの方が優れている。印刷はきれいだし、送る相手によってデザインを細かく変えるのも簡単だ。枚数が足りなくなっても簡単に増刷できる。プリントゴッコの時は、ハガキを乾かすのに時間がかかったり、増刷できなかったりしたことからすると、かなりの進歩だ。

しかしちょっと変な感じもする。何しろ仕事関係の人は電子メールで事足りているから、手紙のやり取りは全くない。そんな相手に対して、自宅のパソコンでハガキを作ってプリンタで印刷して、ポストに投函するのも、なんだか手間のかかることをやっている感じだ。メールアドレスを知っているのだから、出来上がったPDFを電子メールで送って、必要に応じて印刷してもらえば、郵送料は無料だし、資源の節約にも貢献できるかもしれない。あるいは、年賀状テンプレートや指定時刻送信機能をサポートするメールソフトのプラグインを作ったらヒットするかも知れない、などとも思った。

アナログレコードやタイプライター、カセットテープ、固定電話など、ITや通信技術の進歩によって主役の座を追われた技術は少なくないが、年賀状もその一つになるのだろうか。(あ、郵便は技術じゃありませんね)。もっとも自分は年賀状にこだわりを持っていないので、なくなっても一向に構わないと思っているが。

さて、正月の年始参りも今日で一段落したので、明日は執筆作業を始めようと思う。本業より一足早い仕事始めである。連載も残り2回、とっとと仕上げねば。