一太郎2006が届いた

ahirasawa2006-02-11


注文していた一太郎2006が昨晩届いた。実際のお目当てはATOK2006だが、バージョンアップ版だと一太郎ATOK単体の価格がほとんど変わらないので、いつも一太郎を買っている。

ここ数年、一太郎は例年2月にバージョンアップするので、毎年ジャストシステムさんに数千円支払っていることになる。しかしATOKには、仕事&プライベートのメール、原稿書き、プレゼン資料作成、仕事関係の書類作成、ブログなど、パソコンに向かっている間ずっとお世話になっていることを思えば、1年分で数千円は実に安い買い物である。自分は新し物好きではないが、同じ理屈で携帯電話もまめに買い換えている。

今回は西暦和暦変換辞書をダウンロードする特典がついていたので、ちょっと遊んでみた。「めいじがんねん」と入力して、F5キーを押すと「一八六八年」となる。これはなかなか面白い。”鳴くよウグイス平安京”の「794ねん」は「延暦13年」だし、関ヶ原の戦いの「1600ねん」は「慶長5年」である。しかし「1ねん」とか「100ねん」だと変換できない。神武天皇の即位は2600年以上前のはず、と思ったが、元号大化の改新から始まったことを思い出した。だから「645ねん」の「大化元年」以前の元号はないわけである。

しかしIT業界で働く身としては、大正以前の和暦を使う場面はまずない。それでも役に立つ場面を一つ思いついた。最近仕事ではもっぱら西暦を使っているため、ある年がいったい平成何年なのかわからないことがよくある。そんなときにこの機能は使えそうだ。

またインストール作業と併せて、旧バージョンのユーザー辞書を新しいATOKに移行した。この辞書の中身がなかなか面白い。なぜなら、この10年余りの間に出会った社名や珍しい人名、それに「元加」「乗線」「配券」といった特殊な用語が登録されているからだ。これを見ると、自分が出会った人達や関わったプロジェクトのことを思い出す。それだけでなく、会話の断片や会議室の雰囲気、出張した新幹線で食べた弁当のことまで一気に思い出せるから不思議なものである。やはり象形文字は偉大だ。