締め切り間際

明日から3連休だが、この週明けが原稿の締め切りである。今回は、8月中旬に出版社や印刷会社のお盆休みが入る夏休み進行のため、いつもより1週間締め切りが早い。第1回の記事は3週間前倒しで脱稿したはずなのに、3回目にして早くも通常の締め切りサイクルに入ってしまった。もともと期限が迫らないと仕事の能率が上がらない性格なので、なるようになったとあきらめるしかない。

今週は往復の通勤時間で推敲を重ねる予定だったが、のっけから電車事故に出くわして出鼻をくじかれた。月曜の夜に終電間際の電車に乗ったのだが、途中で車両故障が発生し、あろうことかそのまま運休に入ったため、自宅から8つ手前の駅で降ろされてしまった。電鉄会社がタクシー代を負担してくれたのは有り難かったが、タクシーを捕まえるのがとにかく大変だった。何しろ少なくとも数百人単位の人達が駅の出口でタクシーを探している状況である。人々の混雑から逃れようと30分ぐらい歩いたところでやっとタクシーに乗れたが、家に帰ったのは結局3時前だった。この事件のせいで1週間疲れを引きずった気がする。(しかし実際には、この事件も原稿が進まない言い訳として自分に言い聞かせているだけなのかもしれない。)

現時点の原稿の完成度は60%程度である。3つの問題文と解答のクラス図はできていて、最初の2問に関しては解説もほぼ出来上がっている。行き詰まっているのは2つのパターンを説明するくだりである。例のように、せっかくなので気の利いたことを書きたいなどと思っているが、グッと来るネタがなかなか思い浮かばない。その他にも、次回の宿題や著者紹介などの小ネタも残っている。

この3連休はプライベートの予定もあるので、まるまる原稿書きに集中できるわけではない。おまけに、今日までに仕上げるはずだった会社の仕事も1つ持ち帰ってしまった。なんだか仕事漬けで終わりそうな嫌な予感が漂っている。とはいえ原稿の方は間違いなく脱稿できるだろう。なんたって締め切りだから。兼業とはいえ、これで書けなかったらライター失格である。(と、自分にプレッシャーをかけたところで、今夜は寝ることにしよう。)