閃(ひらめ)きの扉

ahirasawa2005-04-30

昨日は連休初日でとても良い天気だったので、ドトールコーヒーショップで原稿書きをした(苦笑)。朝から「1日で書き上げるぞ」と張り切って臨んだものの、結局大して進まなかった。せいぜい進捗率50%といったところか。最大の理由は締め切りが間近でないからだと思う。これもいつものことである。

最近はすっかり机の前で文章が出てこない体になったので、締め切り間近の週末など、1日に何度もドトールコーヒーに通うことがある。午前、午後、夕食後閉店まで、といった感じで。そんな風に1日を過ごすと、20年間禁煙している身でありながら服が強烈にタバコ臭くなる。

とはいえ実際にはドトールコーヒーにいても原稿は思うように進まない。しかし悶々と悩んでいるときに、トイレに行くために席を離れ、トイレの扉の前に立った瞬間に、それまでのモヤモヤがスーッと整理されることがよくある。

オブジェクト指向でなぜつくるのか』では、対象を一言でズバリと説明する表現をいろいろ考えた。「なんでもオブジェクト症候群」「まとめて、隠して、たくさん作る仕組み」「共通メインルーチン」「コンピュータは”覚える仕事”と”決まり切った仕事”が得意」「汎用の整理術に化けた」などだが、これらはほとんどこの扉の前で思いついたものである。

自分にとってドトールコーヒーのトイレのドアは、さしずめ「閃(ひらめ)きの扉」かもしれない(笑)。