オブジェクト指向完全読本
日経ソフトウエアの6月号*1が手元に届いた。
(→日経ソフトウエアのページへ)
今回の特集は「まるごと大特集!オブジェクト指向 完全読本」である。光栄なことに、自分の書いた特集1がトップ記事である。しかもカラーなのでかなり嬉しい。(もっともトップ記事といっても、実際に掲載されているのは48ページ目だが)。
日経ソフトウエアのWebページから立ち読みできるので、ご興味のある方は以下のURLからどうぞ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/MAG/20061201/255677/
# 今回またしても「”鳴け!”と言われて鳴く犬はいない」とやってしまった。このため現実世界とOOPを混同していない方から、また酷評されてしまうかもしれない(苦笑)。
以前のエントリにも書いたが、今回の記事は基本的に『オブジェクト指向でなぜつくるのか』のダイジェスト版である。このため本を読んでくださった方にとって目新しい内容は書いてない。
しかし併せて書かせていただいた自著紹介で「2冊目に読んでほしいオブジェクト指向の本」という表現を使えたのが嬉しかった。元々この表現は、本の帯に書くコピーとして自分が考えたものだが、「1冊目としても読めるはず」という出版社の判断もあってボツになった経緯があるので。(ちなみにオリジナルは「2冊目に読んでほしいオブジェクト指向の本」ではなく「2冊目に読むオブジェクト指向の本」である。)
面白かった記事はなんといっても、会社の同僚の山本さんが書いた「特集5:あるオブジェクト指向開発の物語」である。(山本さんは『プログラマの「本懐」』の著者でもある)。今回の話は「本懐」よりも遊びが多くて、ノリもいい感じがする。もともと彼は非常に文才がある人なので、そのうちIT業界のノンフィクションライターになってるかもね(笑)。