台湾からのメール

けさ台湾の方からメールをいただいた。
「『オブジェクト指向でなぜつくるのか』の翻訳を始めたのだが、第1章のクイズを台湾の事情に合わせて変更してよいか?」という問い合わせである。「もちろんOK。台湾版のクイズが決まったら是非教えて欲しい。」という趣旨の返信をした。

ちなみに、第1章のクイズは次の内容だから、日本国外ではまったく意味不明のはずである(笑)。

■第1章のクイズ
オブジェクト指向プログラミング言語が始めて登場した年に日本国内で起きた出来事は何でしょうか?
ア.グループサウンズ大ブーム
イ.ピンク・レディー旋風吹き荒れる
ウ.バース、掛布、岡田の阪神タイガース日本一
エ.Jリーグ開幕

このクイズの選択肢には、それなりの意図もある。
最初のOOPLであるSimula67の歴史の古さを実感してもらうために、通り過ぎた時代の空気を感じられるような題材にしたかったことが1つ。そして、政治・経済でなく、芸能・スポーツネタにすることで「楽しかった記憶」を思い出して、軽い気持ちで第1章に入ってもらいたいと思ったからでもある。

しかし今まで何度か翻訳の仕事をしたことはあるが、自分が翻訳される立場になるのは初めてだ。なんとも不思議な気分である。一方で、自分の書いた文章を隅から隅まで読まれて、文法解釈されてしまうのかと思うと少々恐ろしい。
「こいつの文章ヒドいよなー。意味わかんねー。」なんて言われてたりしてね..