2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ERモデリングレッスン5(グループとメンバー)

1つ前の号(2005年8月下旬発売)の話になってしまうが、連載第3回の記事で紹介したもう1つの基本パターンの「グループとメンバー」のERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい…

二兎を追う者は...

この週末は子供達の運動会の予定だったが、雨で中止になってしまったため、連載第6回の構想を少しだけ練ることができた。第4回と第5回では「イベントの記録」をテーマにしたが、第6回ではマスター系で典型的に現れる構造を紹介する予定である。題材や解説の…

連載第4回掲載号

日経ソフトウエアの11月号*1が発売された。(→日経ソフトウエアのページへ、→Amazonへ)今回の特集は「Windowsプログラミング最新スタイル」である。最近すっかりVBやVC++、C#といったマイクロソフトのプログラミング環境にはご無沙汰しているが、自分はOLE2…

ERモデリングレッスン4(全体と部分)

連載第3回の記事で紹介した基本パターンのERモデルを説明する。(ERモデルを解説する理由については、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050629)を参照していただきたい。)まずは「全体と部分」から。UMLのクラス図と、ベン図(=変形オブジェクト図)表現は次…

“実装できる”概念モデルは悪か

先週モデリング道場の議論が盛り上がった。みつじさんという方が、バグトラッキングシステムの概念モデルをいくつか提示して、どれがいいかという議論を持ちかけたものだ。(詳細はメーリングリストのアーカイブからどうぞ)。→みつじさんのページへ議論の多…

折り返し地点に到達

連載第5回の記事をほぼ脱稿した。今回はイベントのモデリングの応用編で、自分にとっては連載全体の中の難所だったが、2週間前に予告した通り(id:ahirasawa:20050904)のスケジュールで無事脱稿できた。連載は全10回の予定だから、ちょうど折り返し地点に到達…

再び完成度50%

テレビでは今、総選挙の開票速報特番の真っ最中である。しかしスポーツ観戦と違って、すでに締め切られた投票の開票の途中過程を聞いても意味がないと思っているため、夕食後はテレビに目もくれずに机に向かって原稿を書いているところである。本音を言うと…

第3回記事の本格版モデル

第3回の記事で「より本格的なモデルを筆者のブログに掲載します」なんて書いたことをすっかり忘れていた。今日になって急に思い出したのでセコセコと作ってみた。 まずは航空機の座席予約のモデルから。 だいたいこんな感じだと思う。座席レイアウトは便ごと…

実世界をそのまま表現するモデルとは

だいぶ間が空いてしまったが、以前のエントリ(id:ahirasawa:20050604)に続いて、オブジェクトの広場に書いた記事を振り返る手前味噌な企画の続き。今回は2番目に書いた『実世界をそのまま表現するモデルとは』というタイトルの記事から。http://www.ogis-ri.…

データモデリングと状態遷移図

連載第5回の記事を本格的に考え始めた。とはいえ締め切りが2週間後なので、今日の段階では気持ちも文章も極めてノリが悪い。第4回はイベントのモデリングの基本編をテーマにした。今回は応用編として、在庫や後続イベントを取り上げる予定である。記事を書く…

RtP翻訳の打ち上げ

昨晩『パターン指向リファクタリング入門』(原著『Refactoring to Patterns』)の翻訳の打ち上げがあった。あの本の翻訳に関しては、出版社に送るレビューを書いた程度で何も貢献していないが、せっかくの機会なので参加させていただいた。まえがきを寄稿し…